このゲーム何週もして色んなイベント・会話を見るのが醍醐味みたいなところがあるんで、本当の意味ではクリアしたとは言えないかもしれませんが、とりあえずはエンディングとスタッフロールは見ました。
僕は結構良かったなと思いますね。
大学を中退したネコが主人公のアクションアドベンチャーゲームということで、ゲーム内容はあまり調べず、というか理解せずに、フィーリングで面白そうだなと思って買いました。
大まかに説明すると、大学を中退した主人公が田舎の故郷に帰ってきて、昼夜逆転の自堕落な生活をしつつ、あることをキッカケにこの町の闇と自身の闇について知っていく…お話です。
正直ゲーム的な面白さはそこまで期待できません。
地元の"ツレ"とバンドをするシーンがありますが、その際に音ゲーをやらされる上にその曲が3分近くと長く、パーフェクトでも特に特典はありません。
音ゲー以外にもしばしばミニゲームというかお遊びが挿入されますが、世界観を形成するのに貢献はしているもののそのミニゲームは対して面白いものではないです。
でもこのゲームの根幹のストーリーはかなり気に入りましたね。
主人公もその周りも何かしら問題を抱えていて、大事な人との軋轢が生じたり、逆に仲が深まったり、プレイヤーのリアル人生で身に覚えがあるようなことがあると途端にゲームにのめり込めます。
例えば主人公は大学をある理由で中退しているわけですが、家系初の大学ということもあって親からはものすごい期待されているわけで、そんな中ケロッとした顔で実家に主人公が帰ってくるんですから、娘と母の微妙な距離感というか空気感みたいなのがあったり。
家庭の話だけでなくて友達との間にも…と、ネタバレは出来ないんですがリアルな生々しい関係があります。
このゲームに感情移入しちゃって暗〜い気持ちになったりするし、このゲームを遊ぶ人が"うまくいっていない"人であればあるほど思うことがいっぱいあると思います。
学がないのでこのゲームを褒め表す言葉がわかりませんが、紹介映像やスクショでビビッと来た人には是非遊んでもらいたいですね。
生き方考え方が変わるきっかけになるかもしれません。